アルゴダンザスイス本社訪問 2014

アルゴダンザ本社は当初より、製造設備を公開し、開かれた製作工程に尽力してまいりましたが、2010年に本社をクール市郊外のドマート・エムス市に移転してからは、ほとんどの工程が一か所に集まり、見学も容易になりました。

実際、2012年から2014年3月までに9組16名のお客様が本社にご訪問くださいました(最新のご訪問状況は訪問の記録を参照してください)。以前ダイヤを製作されてスイス旅行を計画された方、お仕事で近くまで行かれた方、ご遺骨を自身でお持込になった方、ダイヤモンドを受取りに行かれた方、様々な方が本社を見学、そして現地スタッフにお会いして頂くこともでき、「訪問して本当に良かった」と喜びのお声を頂戴しています。

様々な機会に、このお話をさせて頂きますと、「自分だけで行くのは難しいのでアルゴダンザ・ジャパンさんと一緒に出掛けたい」というお声が多く聞かれるようになりました。そこで、一緒に見学に出かけませんかとお声をかけ、最終的に、5月26日から5泊7日で行われた旅行には「愛する人がダイヤモンドに姿を変えたスイスの地を一度訪れたい」、その気持ちを共有する総勢18名が参加されました。また、今回参加できなかったご依頼者様からも、「次回はぜひ」というお便りをたくさんいただき、喜びに堪えません。アルゴダンザは数年に一度、このような旅行を皆さんと行うことが出来れば、と考えています。

アルゴダンザは、世界で唯一、いつで訪れることの出来る、オープンな遺骨ダイヤモンドの製作環境を誇っています。ダイヤモンドとのような透明度の高いサービスを皆様にお届けしたいと思っています。

アルゴダンザスイス本社訪問 2014

訪問レポート

今回初めて開催された「アルゴダンザスイス見学旅行」には13ご家族、18人の方が参加されました。地域的にも関東から近畿地方までにわたり、また、亡くされたご家族も、ご主人、奥様、お子様と様々。「皆さんに、楽しく、また意味深いスイスへの旅をしてもらいたい…。」と考えて計画した旅行でしたが、お一人でのご参加の方が多く、知らない人同士の旅行をどう楽しんでいただけるのか、少々不安の要素でした。

しかし、私たちの不安は、もう成田空港で解消されました。紹介された参加メンバーは、さっそく参加者同士でお話をされて、笑い声が聞こえてきました。そのあとも、5泊7日の旅行中、アルゴダンザ・ジャパンから参加した2人を含めた総勢20人は、交流の輪を広げ、友を作り、想いを語り、喜びを共にしました。

参加者の方は皆様、愛する人のメモリアル・ダイヤモンドを身に着けて、お互い見せ合い、愛する人の事、そして悲しいお別れについてお話をされていました。また同時に、いかに自分たちがこのスイス訪問を楽しみにしてきたか、それが実現したことの喜び、そして、旅の終わりにはいかにこれが素晴らしい旅であったかを語ってくれました。

日程と概要

5月26日

  • 成田空港を出発し、チューリッヒへ。
  • チューリッヒからバスでクール市に到着。さっそく市内を散策する人も。

5月27日

アルゴダンザ本社見学の日。

  • ミーティングルームで本格的自己紹介を兼ねて、旅行への参加の動機や想いを語ってもらう。
  • 見学1:ご遺骨からの炭素抽出を行う実験施設の見学。本社社長リナルド。ウィリーから、工程の説明を受け、作業担当者にも会う。
  • 見学2:高温高圧法の結晶製造機にて、技術担当役員、フランク・リプカより、結晶製作の基礎を学ぶ。結晶化準備の担当者に会う。
  • 見学3:最近導入された3台の最新型結晶化設備(別棟)を見学。
  • 昼食:オフィススタッフも加わり、ドマート/エムス市で昼食。アルゴダンザ本社スタッフへの質問など。
  • クール市内見学:ガイドさんをつけて、スイス最古の都市、クール市内を徒歩で見学
  • 夕食:オフィス統括のアラーナさんも参加しての夕食。アルゴダンザ本社のあるグラウビュンデン州の郷土料理を堪能した。すっかり打ち解け、笑いが多く聞かれる。

クール市内を散策

旅行参加の動機を語る

炭素抽出工程をする実験室の見学

結晶製作の最新設備見学

結晶化機械前で記念撮影

昼食:交流が深まる

5月28日

  • スイス観光を始める。
  • アルゴダンザ本社からほど近い、ハイジの里、マイエンフェルトとハイジ博物館見学。
  • リヒテンシュタイン公国首都、ファドゥーツ見学。
  • 美しい橋と水の町、ルツェレンに到着。
  • 夕食も一緒。初日と席順を変えて交流。

5月29日

  • ルツェレン市内観光。
  • 登山電車でリギ山に上る。山頂からの絶景を楽しむ。
  • 参加者からの提案で、フェリーで湖上をめぐる。
  • 夕食後もグループに分かれてそれぞれで楽しむ。

5月30日

  • ベルン観光
  • チューリッヒ観光と買い物
  • 最後の夜。夕食の時間に、旅行に参加しての想いを一人ずつ語ってもらう。皆、別れがたく感じているようだ。

5月31日

  • チューリッヒ空港より成田空港へ出発。

参加者の皆様から寄せられた感想

訪問レポート

見学旅行に参加しての感想

  • 今までに参加した最高の旅だった。
  • 大切な人を亡くすという同じ経験をした者同士で、お互いに配慮があり、繊細で、気持ちよく過ごせた。
  • 大切な人を亡くしてから、あんなに好きだった旅行をする気が無くなっていたが、これをきっかけにまた旅行に出たいという気になった
  • 近畿地域では「遺族会」と銘打って、アルゴダンザでダイヤモンドを製作した人たちの交流会を開いていると聞いたが、ぜひ関東でもやってもらいたい。
  • 次にやるときは、今回参加できなかった家族のメンバーを連れてまた来たい。

アルゴダンザについての感想

  • もっと「工場」的なものを想像していたが、思っていたよりとても小さく、スタッフが、丁寧に一つずつ手で扱って製作を行ってくれている様子が分かり、うれしかった。
  • アルゴダンザのスタッフに会って、皆さん素晴らしい人たちで感激した。
  • 製作の裏側にあるダイヤモンドへの情熱を感じることが出来た。
  • これからアルゴダンザは大きくなっていくと思うが、今の気持ちを忘れないで続けてもらいたい。